メイクの時短を実現し、すっぴんにも自信がもてる眉毛アートメイク。朝のメイク時間を短縮したい方や清潔感のある印象を保ちたい方に人気の美容医療施術です。でも、「期間はどのくらい持つ?」「どうすれば長持ちする?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、実際に眉毛アートメイクを体験した私が、
眉毛アートメイクの持続性に焦点を当て、長持ちさせるためのポイントから失敗しないクリニック選びまで徹底解説します。アートメイクを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
眉毛アートメイクとは?基礎知識

眉毛アートメイクとは、専用の針やマシンを使って皮膚の表面から約0.04~0.2mmの浅い部分に医療用の色素を注入する施術です。通常のメイクとは異なり、汗や水で落ちることがなく、24時間美しい眉毛を維持できます。
アートメイクと入れ墨の違い
アートメイクと入れ墨(タトゥー)は似ているようで全く異なります。最も大きな違いは色素を入れる深さです。
アートメイク | 入れ墨(タトゥー) | |
---|---|---|
色素の注入位置 | 表皮(0.04~0.2mm) | 真皮(2mm程度) |
持続期間 | 1~3年程度 | 半永久的 |
色素の排出 | ターンオーバーで排出 | 排出されにくい |
目的 | 美容・メイクの一部 | 装飾 |
施術者 | 医師または医師の指示を受けた看護師 | タトゥーアーティスト |
アートメイクは表皮に色素を入れるため、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)により徐々に薄くなっていきます。そのため、定期的なメンテナンス(リタッチ)が必要になるのです。
眉毛アートメイクの持続期間

眉毛アートメイクの持続期間は、平均で2~3年程度と言われています。ただし、これには個人差があり、以下の要因により変動します
- 肌質:脂性肌の方は色持ちが悪い傾向にあります
- ターンオーバーの周期:新陳代謝の早い若い方は色が抜けやすい
- 生活習慣:汗をよくかく方、運動量が多い方は色が薄くなるのが早い
- 施術技術:施術者の技術やクリニックの設備による差
- 色素の品質:使用される色素の品質や種類
- 施術後のケア:施術後のケアが不十分だと色持ちが悪くなる
完全に色が消えることはなく、徐々に薄くなっていくのが特徴です。また、部分的にムラになって残る場合もあります。理想の状態を維持するためには、定期的なリタッチ(再施術)が必要になります。
眉毛アートメイクを長持ちさせる5つのポイント

眉毛アートメイクの持続期間を最大限に延ばすためのポイントをご紹介します。
施術後のケアを徹底する
施術直後は眉毛アートメイクの**「定着期間」**と呼ばれる重要な時期です。以下のケアを徹底しましょう
- 洗顔時の注意:施術後24時間は施術部位を濡らさないようにし、その後も強くこすらない
- 保湿:施術部位が乾燥するとかさぶたができて色素が抜けやすくなるため、処方された軟膏やワセリンで保湿する
- かさぶたを剥がさない:自然に剥がれ落ちるまで触らない
紫外線対策をする
紫外線は色素の退色を早める最大の敵です。施術後は特に以下の対策を心がけましょう
- 日焼け止めを塗る(施術後1週間は避け、その後は医師の指示に従う)
- 帽子や日傘で直射日光を避ける
- 長時間の日光浴は控える
スキンケア製品を見直す
一部のスキンケア成分は肌のターンオーバーを促進するため、アートメイクの色持ちを悪くする可能性があります
- 避けるべき成分:レチノール、ビタミンA誘導体、AHA/BHA(グリコール酸、サリチル酸など)、ハイドロキノン
- 施術部位には使用しない:ピーリング剤、角質除去剤
生活習慣に気をつける
日常生活でも以下の点に注意すると色持ちが良くなります
- 発汗を抑える:激しい運動、サウナ、温泉などは施術後2週間は避ける
- アルコール摂取を控える:血行が良くなり色素が流れやすくなるため、施術当日は控える
- 水分バランス:適切な水分摂取を心がける
定期的なリタッチを受ける
色が薄くなってきたと感じたら、早めにリタッチを受けることで理想の状態を維持できます
- 初回施術から1~2年後を目安にリタッチを検討
- 完全に色が抜けてからリタッチするよりも、薄くなり始めた段階でリタッチする方が効果的
- できれば初回施術を受けたクリニックでリタッチを受けるのがベスト
アートメイクの種類と持続性の違い

眉毛アートメイクは主に以下の種類があり、それぞれ持続性や仕上がりが異なります。
パウダー眉(2D)
専用マシンを使って面で色を入れる方法で、眉パウダーで描いたようなふんわりとした仕上がりになります。
- 持続期間:約1~2年
- 特徴:比較的痛みが少なく、施術時間が短い
- 向いている人:初めてアートメイクを受ける方、薄い眉毛の方
- 料金目安:5~7万円程度
ストローク眉(3D/4D)
1本1本眉毛の毛並みを描くように色素を入れる方法で、より自然な仕上がりになります。
- 持続期間:約0.5~1.5年(パウダー眉より短い傾向)
- 特徴:自然な毛並みを表現でき、すっぴんでも違和感がない
- 向いている人:自然な仕上がりを求める方、ある程度眉毛がある方
- 料金目安:7~10万円程度
コンビネーション(パウダー+ストローク)
パウダーとストロークを組み合わせた方法で、立体感と持続性を両立します。
- 持続期間:約1.5~2.5年
- 特徴:最も自然で立体的な仕上がりが期待できる
- 向いている人:より美しく自然な仕上がりを求める方
- 料金目安:10~15万円程度
長持ちさせたい方には、パウダー眉やコンビネーションがおすすめです。ストローク眉単体は自然な仕上がりですが、他の方法と比べて持続期間が短い傾向にあります。
眉毛アートメイクの施術の流れ

眉毛アートメイクの施術は以下の流れで行われます。クリニックによって多少異なる場合があります。
カウンセリング(30分~1時間)
- 希望するデザインや色味についての相談
- 顔の形や骨格に合わせたデザイン提案
- 施術の流れや注意事項の説明
医師による診察
- 皮膚の状態確認
- アレルギーなどのリスク確認
- 施術可能かどうかの判断
デザイン決め
- 顔の形や骨格に合わせて眉毛をデザイン
- 左右のバランスを調整
- 希望に合わせて微調整
麻酔クリームの塗布(15~30分)
- 痛みを軽減するために麻酔クリームを塗布
- 個人差はありますが、施術中の痛みはチクチクとした軽い痛み程度
施術(30分~1時間)
- 決定したデザインに沿って色素を注入
- 深さや濃さを調整しながら丁寧に施術
施術後のケア説明
- アフターケアの方法説明
- 軟膏などの処方
- 次回施術(2回目、3回目)の予約調整
リタッチ施術(初回から2~4週間後)
- 1回目の施術では色素が十分定着しないため、2~3回に分けて施術するのが一般的
- 2回目以降は1回目と同様の流れで施術
- 色の定着具合を確認しながら必要な部分を補強
初回の施術だけでは色素が十分に定着しないため、多くのクリニックでは2~3回に分けて施術を行います。これにより、より自然な仕上がりと色持ちの良さを実現しています。
失敗しないクリニック選びのポイント

眉毛アートメイクの持続性と仕上がりを左右する最も重要な要素は、クリニック選びです。以下のポイントを押さえて選びましょう。
必ず医療機関で受ける
アートメイクは医療行為であり、医師または医師の指示を受けた看護師しか施術できません。エステやサロンでの施術は違法なので絶対に避けましょう。
実績と症例写真をチェック
- 施術実績が豊富なクリニックを選ぶ
- 症例写真を多数公開しているか確認する
- 自分の理想とする仕上がりの症例があるか確認する
使用する色素や器具の品質
- 医療グレードの高品質な色素を使用しているか
- 使い捨ての針を使用しているか
- 清潔な環境で施術しているか
アフターケアの充実度
- 施術後のトラブルに対応してくれるか
- リタッチ制度が充実しているか
- 施術後のケア方法を丁寧に説明してくれるか
口コミや評判
- 実際に施術を受けた方の口コミをチェック
- SNSでの評判を調査
- 知人で施術を受けた方がいれば体験談を聞く
価格
極端に安い価格設定のクリニックは、使用する色素や器具の品質、施術者の技術に問題がある可能性があります。適正価格で提供しているクリニックを選びましょう。
おすすめの眉毛アートメイククリニック

メディカルブロー
.
- 特徴:医療アートメイク国内最大手、全国に院を展開
- 施術者:豊富な症例数を持つ専門アーティスト
- 料金:クリニックにお問い合わせください
.
.
エルムクリニック

.
- 特徴:最新の技術と医療設備を導入した安心の施術
- 施術者:専門研修を受けた医療スタッフ
- 料金:施術内容により異なります
.
.
アートメイクトウキョウ
- 特徴:繊細な技術による自然な仕上がりが人気
- 施術者:経験豊富なアートメイクスペシャリスト
- 料金:デザインにより異なります
.
.
ファーストアートメイク
- 特徴:初めての方でも安心のカウンセリング体制
- 施術者:丁寧な施術で定評のあるスタッフ
- 料金:カウンセリング時にご案内
.
.
Gメディカルアートメイククリニック
- 特徴:高品質な色素と最新技術による持続性の高い施術
- 施術者:国内外で研鑽を積んだ技術者
- 料金:施術内容に応じて設定
.
.
デイジークリニック
.
- 特徴:多種類のカラーと技法で理想の眉毛を実現
- 施術者:表情・骨格・筋肉の付き方を考慮した技術
- 料金:毛並み彫り+パウダー 約13万円、パウダーブロー 約10万円
.
.
眉毛アートメイクのメリット・デメリット

眉毛アートメイクを検討する際は、メリットとデメリットを理解しておくことが重要です。
メリット
- メイク時間の短縮
- 毎日の眉毛メイクが不要になり、時間短縮になる
- 左右対称の眉毛を描く苦労から解放される
- メイク崩れの心配がない
- 汗をかいても、水に濡れても眉毛が消えない
- スポーツや温泉でも安心
- すっぴんに自信が持てる
- メイクをしていなくても整った眉毛で清潔感がある
- 素顔に自信が持てるようになる
- プロによるデザイン
- 顔の骨格や雰囲気に合った最適なデザインを提案してもらえる
- 自分では気づかなかった「似合う眉毛」に出会える
- 安全性が高い
- 医療機関での施術なので、万が一の際も医師の対応が受けられる
- 衛生管理が徹底されている
デメリット
- 完全に消えない
- 一度施術すると1~3年は消えない
- 流行や好みが変わっても簡単に変更できない
- ダウンタイムがある
- 施術後は赤みやヒリつき、かさぶたなどが生じる
- 完全に落ち着くまで1週間程度かかる
- 定期的なメンテナンスが必要
- 色素が薄くなってきたらリタッチが必要
- 1~2年ごとに再施術の費用がかかる
- MRI検査への影響
- 使用する色素によってはMRI検査に影響する場合がある
- 施術前に使用する色素の成分を確認しておく必要がある
- 施術者の技術による仕上がりの差
- 技術の高い施術者でないと理想の仕上がりにならない
- クリニックや施術者によって結果に差が出る
よくある質問(FAQ)

眉毛アートメイクは痛いですか?
麻酔クリームを使用するため、痛みはかなり軽減されます。個人差はありますが、多くの方が「脱毛時の熱さや眉毛を抜く時の痛みに似ている」と表現します。痛みに弱い方は事前に相談すれば、より強い麻酔を使用することも可能です。
アートメイクと眉毛エクステの違いは何ですか?
眉毛エクステは人工毛を接着剤で眉毛に装着する方法で、持続期間は2週間程度と短いですが、すぐに変更可能です。アートメイクは皮膚に色素を注入するため1~3年持続しますが、簡単には変更できません。
眉毛アートメイク後はメイクできないのですか?
施術後1週間程度は施術部位のメイクは避けるべきですが、それ以降は通常通りメイクが可能です。むしろアートメイクをベースにして、上からメイクを足すことで、より理想的な眉に仕上げることができます。
肌質によって持ちが違いますか?
はい、肌質により持続期間は異なります。脂性肌の方は色持ちが悪い傾向にあり、乾燥肌の方は比較的色持ちが良いと言われています。また、毛穴の大きさやターンオーバーの周期も影響します。
眉毛アートメイクを消す方法はありますか?
完全に消すことは難しいですが、レーザー治療による除去が一般的です。ただし、複数回の施術が必要で、眉毛の毛まで失われる可能性があります。タトゥー除去クリームも市販されていますが、効果は限定的です。
まとめ

眉毛アートメイクは、適切な施術とケアによって2~3年の持続が期待できる便利な美容医療施術です。その持続性を最大限に引き出すためには以下の事が重要です。
- 信頼できる医療機関での施術
- 施術後の適切なケア
- 紫外線対策と生活習慣の見直し
- 定期的なリタッチ
眉毛アートメイクを検討される方は、本記事の情報を参考に、自分に合ったクリニックと施術方法を選んでください。毎日のメイク時間短縮と自信に満ちた表情のために、眉毛アートメイクという選択肢を賢く活用しましょう。
関連記事
-
-
眉毛アートの失敗を防ぐための施術前に知っておくべきポイントまとめ
2025/4/16
失敗したくない!眉毛アートのリアルなリスクとは? 眉毛アートは毎日のメイクを楽にする便利な施術ですが、正しい知識なしに受けると"後悔"に繋がる可能性があります。 今回は、実際に起こりうる眉毛アートの失 ...
-
-
【施術後も安心】眉毛アートのアフターケア完全ガイド|色持ち・かさぶた対策もこれでOK!
2025/4/11
この記事でわかること 眉毛アート後の正しいアフターケア方法 NG行動と注意点 色持ちを良くするコツ よくある質問Q&A 眉毛アートのアフターケアは仕上がりの8割を左右する!? 眉毛アート(アー ...